ライティングの本を読んでいると、
「なるほど、そう書けばいいのか」と深く納得することがありますよね。
結論から書く、読者の悩みに答える、具体例を入れる、メリットだけでなくデメリットも伝える……。
そう、読んでいるその瞬間は、しっかりと理解できるんです。
ところが、いざ自分のブログ記事を書こうとすると、ピタリと手が止まってしまう。
「結論から書くのはわかったけれど、そもそもこの記事の結論ってなんだっけ?」
「具体例を入れるといっても、私の場合はどのエピソードを挟めばいいの?」
「読者目線って、具体的にどう書くことなの?」
かつての私も、ライティング本を読んでは「すごく勉強になった!」と理解できた気になるのに、
いざ自分の記事を書く段階になると、いつも同じところでつまづいていました。
誤解しないで欲しいのですが、これは本を読んだ意味がなかったわけではありません。
知識として頭で理解することと、それを自分の記事という「現場」で使いこなすことは、
少し別の作業だった、そういうことなのだと思います。
この記事では、ライティング本で学んだ知識を、
実際の自分の記事に当てはめるために私が意識していることをまとめました。
本を読んで理解できても、記事が書けないことはある
文章術やブログ解説の本には、先人たちが導き出した素晴らしい原則がたくさん書かれています。
「結論を先に書く」「読者の悩みを明確にする」「具体例を入れる」「一文を短くする」。
どれも決して間違っているわけではありません。
ただ、こうした原則は「あらゆるジャンルの、多くの文章に通用する」ように、
ある程度一般化され、抽象度が高くなっています。
そこから先、「じゃあ、今から私が書くこの記事では具体的にどうする?」という部分は、
自分自身の頭で考えて決めなければいけません。
私はいつも、この変換作業で立ち止まっていました。
「うまく書けないから、もう一冊本を読めばわかるかもしれない」。
そう思って新しい本を開いても、別の知識が頭の隅に増えるだけで、目の前の真っ白なエディタは一向に埋まりません。
当時の私に必要だったのは、これ以上知識を増やすことではなく、
知っている知識を「自分の記事に置き換える作業」だったのです。
ライティング本の知識を使えない3つの理由
勉強熱心な人ほど、インプットした知識を活かしきれないことには理由があります。
大きく分けて以下の3つです。
1.「自分の記事ではどうする?」に置き換えられない
たとえば、本に「結論から書きましょう」と書かれていたとします。
言っている理屈はよくわかるんですよね。
でも、自分が「才ゼロ 初心者」というキーワードで記事を書く場合、
一体何を結論にすればいいのでしょうか。
「才ゼロは良い教材です」では広すぎますし、当たり障りがありません。
検索している人が本当に知りたいのは、
「初心者の自分でも理解できるのか」ということかもしれません。
そう考えると、「才ゼロは初心者でも理解しやすい。ただし、簡単に稼げる方法を求めている人には向かない」
という具体的なところまで落とし込めるようになります。
本の知識をそのまま金科玉条のように覚えるのではなく、
「自分の記事ならどうなる?」という具体的な形にまで置き換える必要があるのです。
2.知識が増えるほど、選択肢も増える
真面目に勉強すればするほど、書き方の選択肢はどんどん増えていきます。
PREP法を使ったほうがいい、共感から入ったほうがいい、
結論を先に書くべきだ、体験談も入れるべきだ、SEOも考えなければ……。
※PREP法とは:
Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(結論)の順に書く方法のこと
どれも大切なノウハウに見えるので、つい全部を盛り込みたくなります。
でも、ひとつの記事を書くたびにすべての原則を満たそうとしたら、
脳がパンクして、私は逆にまったく書けなくなってしまいました。
今の私は、「今回の記事でひとつ試すなら何にするか」くらいに軽く考えるようにしています。
結論を先に書く練習をするなら、まずはそれだけに集中する。
具体例を入れる練習なら、その記事では意識して具体例をひとつ増やしてみる。
一度に全部を使いこなそうとしないほうが、結果的には着実に血肉になっていくと感じています。
3.例文はわかっても、自分のテーマとは違う
本に載っている例文は、そのノウハウを説明するために、誰にでもわかりやすく作られています。
だから読めば「なるほど」とスッと入ってきます。
でも、自分が実際に書くのは、当然ながらその例文とは違うテーマです。
ダイエットの例ならわかる、英会話の例でもわかる。
でも、自分がいざアフィリエイトで紹介している商品について書こうとすると、
急に難しく感じてしまう。
これは、ある意味で当然のことだと思います。
大切なのは、例文そのものを丸暗記して真似することではなく、
「この例で使われている『考え方』を、自分の記事ではどう応用するか」を考えることなのです。
本で学んだ知識を自分の記事に変える3ステップ
では、どうすれば知識を自分の記事に落とし込めるのか。
私が実践している3つのステップを紹介します。
1.使いたい知識を一つだけ選ぶ
まず、本で学んだことを一度の執筆で全部使おうとするのはやめましょう。
「今日は結論を先に書く」「この記事では具体例をひとつだけ入れる」。
そのくらいの小さな目標で十分です。
一つに絞ることで、「今回はできた・できなかった」の振り返りも圧倒的にしやすくなります。
2.その知識を「自分への質問」に変える
次に、知識をそのままの形で使おうとせず、「自分への具体的な質問」に変換します。
- 「結論から書く」 → 「この記事を検索した読者が、今一番知りたい答えは何?」
- 「具体例を入れる」 → 「自分が実際に困った場面や、使って良かったと感じた場面はどこ?」
- 「デメリットも書く」 → 「自分が購入する前に、一番不安だったことは何?」
こうやって変換するだけで、抽象的だった本の中の知識が、
一気に自分事として具体性を帯びてきます。
私はこの「質問に変える」というアプローチを取り入れてから、
自分の記事への当てはめがかなりスムーズになりました。
3.記事の一か所だけで使ってみる
最後は、実際に手を動かして使ってみます。
ただし、記事全体を完璧に仕上げようとはしないでください。
「結論を先に書く」と決めたなら導入文だけ頑張ってみる。
「具体例を入れる」なら、見出しをひとつだけ選んでエピソードを添えてみる。
「体験談を入れる」なら、自分が過去に迷った場面を数行だけ書き加えてみる。
まずは一か所だけでいいから使ってみる。
この小さなことと思われるような繰り返しこそが、
「知っているだけの知識」を「使えるスキル」へと変えていく一番の近道です。
実例|「結論から書く」を自分の記事に当てはめてみる
たとえば、本で「結論から書きましょう」と学んだとします。
そのままではまだ抽象的なので、先ほどのステップに沿って自分への質問に変えてみます。
「この記事を検索した人が、一番知りたい答えは何だろう?」
もしキーワードが「才ゼロ 初心者」なら、
「ブログ初心者でも才ゼロを理解して実践できるのか」が、
読者の抱える一番の疑問だと仮定してみることができます。
それなら、記事の答え(結論)は、
「初心者でも理解しやすい。ただし、簡単に成果が出る方法を探している人には向かない」
となりますよね。
ここまでカチッと決まれば、あんなに悩んでいた導入文もスラスラと書きやすくなります。
本に書かれていた「結論から書く」という抽象的な一文が、
「初心者でも使えるのかへの答えを先に書く」という具体的なアクションに変わったわけです。
それでも使いこなせないなら、学ぶ形式を変えるのも一つ
本からじっくり学ぶのが合っている人もいれば、
具体的な作業手順があったほうが動きやすい人もいます。
これは能力の優劣ではなく、単なる相性の問題だと思います。
私の場合、文章術の本を読むこと自体は大好きでした。
でも、知識がいくら増えても、なかなか思うようには上達しなかったんです。
そのため、抽象的な原則を、バラバラにコレクションするより、
「実際の記事作成をどんな順番で進めるのか」が
具体的に示されている手順書のようなものを探すことにしました。
私が「才ゼロ」を使った理由
最終的に、私が勉強するために
「才ゼロ(文才ゼロから始めるWeb記事執筆術)」という教材を選んだ一番の理由。
「もっとうまい文章を書くための知識を増やしたい」というより、
「いざ記事を書くときに、何をどの順番で考えればいいのかを整理したい」と強く思っていたからです。
この教材は、記事ネタの探し方から構成、執筆手順、見直しまで、
Web記事を書く一連の流れを体系的に学べるため、私の悩みにぴったりでした。
書籍を何冊も読んだけれど、いざ自分の記事になるとどうしても手が止まってしまう。
そんな方には、単に知識を増やすだけでなく、
「作業手順」として体系的に学ぶ方法も選択肢の一つとなると思います。
ただ、もし今のあなたが、書籍で学んだことを一つずつ自分の記事で実践できているのなら、
それは十分素晴らしいことです。
無理に有料教材を買う必要はまったくありません。
私が実際に才ゼロを使ってどんな変化があったのかについては、
こちらの記事で本音を交えて詳しくまとめています。
ご興味があれば覗いてみてください。
まとめ
書籍を読んでも記事が書けないからといって、
あなたが読んできた時間が無駄だったわけでは決してありません。
ただ、「知識として知っている」ことと、
「自分の記事で使える」ことの間には、
もう一つ「変換する」という見えない作業があるだけなのです。
本で学んだことを、欲張らずに一つだけ選ぶ。
それを「自分の記事ならどうする?」という質問に変えてみる。
そして、記事のどこか一か所だけで実際に使ってみる。
最初から全部を使いこなそうと背伸びしなくて大丈夫です。
次にライティング本を読むときは、「なるほど」と本を閉じて終わらせず、
「これを今書いている記事で使うならどうなるかな?」と、
一度立ち止まって考えてみてくださいね。
でも、もしも、体系的に学んでみたい・応用がきく幅が広い学びが欲しいと思ったなら。
「才ゼロ(文才ゼロから始めるWeb記事執筆術)」を試してみることをぜひ検討してみてくださいね。

