あなたはSNS……特にTwitterのアカウントを持っているでしょうか?
または、FXを始めるにあたって、FX用のTwitter垢でも作ろうかと考えている人もいるでしょう。
だがしかし!
それはちょっと待ってください。
個人の経験からいいます。
FXをやるなら、Twitterでは絶対にFX関連の人はフォローするな!
Twitterを情報源にするな!
なぜなのか?
その理由はこれからお話していきます。
TwitterをFXの情報源にすることのメリットは2つ
まずは、TwitterをFXの情報源とすることのメリットからお話します。
主なメリットは2つ。
①速報性
まずは「速報性」。
地震、または電車の人身事故など、Twitterで検索すれば、
リアルタイムでどこでどんな被害が出ているのかわかりますよね。
ネットニュースよりも早く。
FXも同じでです。
為替レートが突然変わった時、何があったのか。
Twitterを開くと、その理由がネットよりも早く見つかります。
ですが……。
「理由」ですが、結局、ほとんどは「後付け」です。
おそらくこういう理由でこうなったのだろう、という感じであり、「確実なもの」ではありません。
なぜなら。
「同じ・似たような出来事があったとしても、為替レートが同じ動きをするとは限らない」からです。
真逆の時もあるんですよね。
あの時は「円安」に動いたのに、今回は「円高」になっているぞ、ということも。
ですので、決して
「こういうできごとが起こった時は、こう動くんだな」
という動きの確認だけで終わるようなことは決してしないでください。
「こういうできごとが起こった時は、こう動くんだな」と思うのではなく、
- 「今回このような動きをしたのは、これがあったからか」という原因を知る
- 「この出来事にはみんな敏感に反応するものなんだな。大きく動くタイミングか」と
タイミングを把握する
主にこの2つを理解することを目的とするだけに留めておいてください。
「この出来事の時はロング一択だな!予約しておこう」のように考えないように。
それはのちのち、大敗の原因となりかねません。
むしろ、百戦錬磨の方でもない限りは「その出来事の時は避ける」つもりで、
いつ何か起こるのか?というのを事前に把握しておくようにした方がいいでしょう。
②孤独感の解消
FXはある意味孤独です。
一緒にFXのことについてわいわい語ったり、
自分自身はツイートしなくても、誰かが呟いているのを見ていたりするのは楽しいものです。
そして「仲間」を感じられることで、孤独感が少しは解消されるというメリットもあります。
TwitterをFXの情報源にすることのデメリット
では、デメリットとはなんでしょうか。
①情報の取捨選択は難しい
上記で、「(情報の)速報性」をメリットとしてあげました。
ですが、玉石混交でもあります。
一般FX投資家もしくはアナリスト達の「推測」「説明」の方が、
「ニュースによる事実」よりも正しい、もっともらしいように受け取ってしまう人を多く見てきました。
下手すればデマの方が、より信用されてしまう。
初心者や、精神的に追い詰められている人であればあるほど。
徹底して「FX会社、BBC等のニュースのみ」しか見ないようにしているのであれば問題ありません。
ですが、
他の人はどう考えているのだろう?
どう解釈しているのだろう?
と気になって知ろうとすればするほど、惑わされやすくなってしまいます。
勉強にもなるんですけどね。
②ミラトレしたくなる
FXだけでしっかり稼いで生計を立てている(ように見える)人たちのツイートをみれば。
または、周りの人の心理を煽り、操るのが上手な人のツイートを見れば。
そして、そういった人たちが
「今ドル円をロングしました!」
「〇〇円のところで指値注文しています」
等々のように発言しているのを見るたび。
自分も真似をして取引をしてしまう人も少なくありません。
このように、他人の取引を真似することをミラトレ(ミラートレード)といいます。
「これはさすがにおかしいんじゃないか?」
「なんか違う気がするぞ……」
というような、せっかくの自分の判断よりも、相手の判断を信じてしまうようになり。
そして損した時に、相手の責任にしてしまいたくなります。
ですが、彼らはミラトレ推奨と言いながらも、
「自己責任・自己判断」と最終的には突き放してくるでしょう。
誰も責任なんて取ってくれません。
そして、自分自身の「軸」も作れなくなります。
FXを長期的に続けるつもりであれば、極力他人の取引は見ないようにしましょう。
ミラトレ推奨を謳っている人のは、そもそもフォローすらしないことをおすすめします。
③他人の動向が気になり、惑わされる
気になってしまうのは、何も他人の取引だけではありません。
FXをメインとしている人たちの生活。
高級なホテルにいっている。
高級なレストラン。
愛妻家のようなツイート。奥様へのプレゼント。
こんなパソコンを買った!(最新のMac Book Proを買った、iPhone Proを買った等)
等等……。
キラキラしているように見えてしまいます。
自分もFXで成功すればあんな風になれる、
そういったモデルロールのようにも見えてくるでしょう。
もちろんお金は必要だし、欲しい。
でも、冷静に考えれば、自分が本当に望んでいるライフスタイルではない、
そういうことも多いです。
それでも、自分が見えなくなってしまうのが、Twitterの世界の怖さです。
FX初心者やさまよっている人の心の隙に上手に入り込んできます。
はたまた。
他人の取引を嘲笑するようなツイートも散見されます。
そういうのにも心が引きずられていきます。
FXで成功しているように見える人たちは、良くも悪くもキャラクターも強烈です。
(だからこそ、魅せるのもうまいのでしょうが)
心を食われるか、自分軸を無くすか。破滅するか……
まとめ
他人を気にしてしまうぐらいなら、
嫉妬を覚えるぐらいなら、
他人の取引を嘲笑するぐらいなら、
いっそのこと、Twitterはしない方がいいです。
「事実に即した情報」は、FX会社から充分に入手できますから。
その際、ほとんどのアナリスト達は好き勝手言っているだけなので、
読まなくていいと個人的には考えています。
Twitterは、気分転換もしくは自分を見失わないために、
自分の好きなこと(趣味垢でもなんでも)をメインにフォローする、
という使い方をおすすめします。