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【虚構記事】箸の持ち方改革!全国統一マニュアル制定へ

本日、政府は「箸の持ち方全国統一化委員会」を設立し、箸の持ち方を全国一律に統一する法案を可決したと発表した。この決定により、2025年までに全国民が統一された持ち方を習得しなければならないという前代未聞の事態が生まれている。

目次

箸の持ち方は我が国の文化の根幹なのか

「箸の持ち方は我が国の文化の根幹だ」

そう語るのは、政府のアドバイザーを務めるマナー講師の大御所、須藤マナー氏(70)。彼は若かりし頃から「正しい箸の持ち方」を教えるために人生を捧げてきた。

「箸を正しく持つことは、すなわち礼儀そのものです。これを統一することは、私たちの社会の秩序を守るための第一歩です」と強調する。

この新たな法案には、例えば「親指と人差し指の角度は30度、薬指は添えるだけ」というような、実に細かい規定が盛り込まれている。

かつ、「バッテン箸」や「握り箸」は、厳格な指導の対象となり、矯正が義務付けられる。違反者には「1万円の罰金刑」という厳しい処罰が科される予定だ。

箸マナー教室、全国で大盛況

この動きに先駆け、各地で箸の持ち方に特化したマナー教室が大盛況を迎えている。「箸持ちエリート」を目指す人々が続々と参加し、須藤マナー氏が監修する「黄金の持ち方講座」はすでに予約で満席だ。

「箸の持ち方は時代を超えたアートです」

こう自信満々に語るのは、箸持ちマスター資格を持つ若手マナー講師、田中エリカ氏(35)。

彼女は参加者に対し、「正しい箸の持ち方を習得すれば、人生も好転し、全体のバランスが整います」と謎の理論を展開。受講者の多くは、その説得力に圧倒されている模様だ。

一方で、「箸の持ち方にそこまで厳密さが必要なのか?」という疑問の声も上がっている。SNS上では「個性を尊重しろ」や「こんなの箸権侵害だ!」といった反対意見が飛び交い、#箸の自由運動 というハッシュタグがトレンド入りした。

しかし、須藤マナー氏は「自由には責任が伴う。正しい箸使いなくして、真の自由は得られない」と豪語し、反論の余地を一切与えない姿勢だ。

箸持ち監視ドローンが登場!?

さらに最先端のテクノロジーも活用されていることがわかった。

なんと、箸の持ち方をAIで指導してくれる「箸持ち監視ドローン」が発売され話題に。ドローンが空中からユーザーの手元に飛んできて、「30度!親指30度!」と指導を行い、持ち方が正しくなるまで追尾するという。

ある試験者は

「箸持ち監視ドローンのおかげで、今では毎食が一種のアスリートトレーニングになりました。指が痛いですが、確実に進化している感じがします」

とコメント。ユーザーの健康にも配慮している点が評価されている。

今後の展開は?

「箸の持ち方全国統一法」の影響はまだ始まったばかりだが、この取り組みがどのように社会に浸透していくのか、注目が集まっている。

今後、政府は「フォークとナイフの角度統一」や「お茶の出し方厳守法案」といった更なるマナー改革を予定しており、マナー講師たちの影響力がますます強まることが予想される。

果たして、我々の食卓はマナーの嵐に飲み込まれてしまうのか?次なる一手が気になるところだ。

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